【38歳男性】うつ病に対する鍼灸治療の症例 名古屋市中川区高畑の蓬祥鍼灸院

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【38歳男性】うつ病に対する鍼灸治療の症例

【38歳男性】うつ病に対する鍼灸治療の症例

うつ病の男性

当院でのうつ病に対する鍼灸治療の症例をご紹介いたします。

うつ病に対する鍼灸治療についてはこちら

 

うつ病を発症するまでの経緯

2025年6月来院。

2024年の10月頃から仕事が忙しくなったため、2人でチームを組んで仕事をすることになる。

しかし、ペアになった相方が仕事ができないというよりも、仕事をしないため自分ひとりで仕事をしなければいけない状況になっていた

その状況が続いたことによる徐々に不眠になり、寝れなくなり、眠れたとしても仕事の夢を見てしまう。

3月中旬にひだまりこころクリニック受診し、中程度のうつ病と診断が下る。

現在の症状はイライラしやすい、怒りっぽい、抑うつ感、不安感、不眠、吐き気などで会社での朝礼の時の周りの声が気になり、耐えられえなくなることもあり。

そのた、家にいる時は不安感などは少しましではあるが、子供が喧嘩している時の声を聞くとイライラしてしまう。

また、仕事に関しては4月下旬から2か月間は休職していたが、現在は午前のみ職場に出ている。

【服用している薬】
フルボキサミンマレイン、六君子湯、フルニトラゼパム

 

うつ病以外の自覚症状

汗をかきやすい、髪の毛が抜けやすい、げっぷが出やすい、雨の日頭が重くなる、食後の胃もたれなど。

【生活習慣】
食欲はあり3食食べることはできている。

飲み物に関しては冬でも冷たいものを好んで飲んでいる。

飲酒は今は飲んでいないが、うつ病になる前は毎日飲んでいた。

  • 脈診:沈弦脈
  • 舌診:舌質やや淡泊、白苔あり、舌裏怒張ややあり
  • 腹診:両脾募~肺先に邪あり、左肝相火に熱感あり
  • 気色診:心、肝、脾胃白抜け

 

弁証および鍼灸治療について

弁証:肝脾不和証

鍼灸治療では気の滞りと胃腸系の弱りを改善するため初回の治療では左心兪と右脾兪を使用し、週1回のペースで行っていく。

初回の治療当日はぐっすり眠ることができたが、仕事がある日などは3時間ほどで目覚めてしまう。

2診目以降は心兪、肝兪、脾兪、百会、神門、公孫、内関などからツボの反応を診て使用していく。

7診目からはより脾胃の弱りを改善するために公孫穴にお灸を行うと、睡眠薬は使っているが睡眠の質が良くなってくる。

16診目には気分の波も落ち着いてきており、日常生活は普通に過ごせるようになっているため、会社と面談をして勤務時間を増やしていく予定。

20診目から半日の仕事復帰となるが、仕事は問題なくできているが睡眠の状態があまり良くなく中途覚醒が何度もある。また、減薬が始まる。

29診目には平日は中途覚醒があるが、休日は朝まで眠れるようになっており、仕事も15時までになっているが問題なく仕事はできている。また、日常生活もまったく問題なく過ごせている。

30診目からは治療ペースを2週間に1回に変更するが、気分の落ち込みなどなく過ごせているが、雨の日にやや気分が良くないことがある。薬の服用も中止となる。

31診目から仕事はフルタイムで復帰しているが全く問題なし。

35診で治療を終了とする。

 

考察

うつ病を発症した原因は職場での人間関係でのストレスが引き金となっております。

ストレスにより気の滞りが起こることで肝鬱気滞という状態になり、さらに脾胃(胃腸系)に影響を及ぼしたことでうつ病を発症したと考えました。

治療は奇の滞りを改善するために心兪、肝兪、百会、内関などを使用し、脾胃の弱りを改善するために脾兪や公孫を使用していきました。

途中から鍼だけではなく、公孫や脾兪に対してお灸をすることでご本人も自覚できるほど気分の落ち込みは減るようになりました。

これは五臓(内蔵)と感情の関係性としても「肝=怒り」、「脾=思慮」となり、気分の落ち込みは脾の弱りが非常に関係してくることになります。

治療期間は約9カ月となります。

その他のうつ病に対する鍼灸治療の症例はこちら

プロフィール


【国家資格】

はり師、きゅう師、あん摩・マッサージ・指圧師

【鍼灸師になったきっかけ】

小学校から専門学校までバスケットボールをしており、高校時代に某高校のバスケットボール部のトレーナーをしている方の鍼灸院に怪我の治療でお世話になったことがきっかけ。
高校卒業後はスポーツトレーナーを目指し、トライデントスポーツ健康科学専門学校※現名古屋平成看護医療専門学校に通い、卒業後に名古屋鍼灸学校にて2009年にはり師、きゅう師、あん摩・マッサージ・指圧師国家資格を取得。
現在は不妊症をはじめとした婦人科疾患や皮膚疾患、精神疾患などの治療に力を入れております。

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