鍼灸師おすすめ!お灸で妊活するなら押さえておきたいツボ3選 名古屋市中川区高畑の蓬祥鍼灸院

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鍼灸師おすすめ!お灸で妊活するなら押さえておきたいツボ3選

蓬祥鍼灸院の長谷川です。

妊活にお灸を取り入れたいけどどのツボにやればいいか分からなかったり、妊活のためにお灸をする場合の頻度はどのくらいか知りたいという方へ。

妊娠に向けて妊活を始めるにあたってお灸は手軽に始めることができる反面、どのツボを使用すればいいのか悩んでしまうと思います。

そこで、本記事では現役の鍼灸師が妊活のためにお灸を取り入れる際に押さえておきたいツボを3つご紹介していきます。

これから妊活を始める方は参考にしてみてください。

鍼灸師おすすめ!お灸で妊活するなら押さえておきたいツボ3選

お灸をする女性

妊活をこれから始めるにあたって自宅でお灸をする時におすすめのツボを3つご紹介いたします。

 

三陰交:別名「婦人の三里」と言われるツボ

三陰交

まずは三陰交というツボです。

このツボは婦人の三里という別名が付くほど女性にとっては重要なツボになってきます。

また、ツボを紹介している本、「妊活におすすめのツボ」と検索すれば必ずと言っていいほど紹介されていることからもその重要性はわかっていただけるかと思います。

しかし、実際に不妊治療の時に必ず使用するかと言われれば、私の中での答えとしては「No」となります。

実際にほとんど三陰交を使うことなく妊娠に至ったケースも多々あります。

しかし、自宅でまずは妊活の第一歩としてお灸を始めたいという方には押さえておいていただきたいツボになります。

三陰交の詳細についてはこちらでも別記事にて紹介しているため、より詳細に知りたい方は参照ください。

 

関元:体を温める力をアップさせるツボ

体の前面のツボ

関元は身体を温める力をアップさせる効果のあるツボになります。

このツボの効果としては身体の陽気、つまり身体を温める効果があるツボになるため、冷え性の方におすすめとなります。

ツボの取り方は簡単でへその下から3寸(指4本)の場所にあり、昔から「丹田」と呼ばれる場所になります。

そして、人によってはこの辺りがかなり凹んでいることがあります。

また、冬場であればホッカイロを張る場所としてもおすすめのツボになります。

 

太谿:子宮と関係する腎の力をアップさせるツボ

太谿

太谿穴は子宮との関係が深い腎のエネルギーを高める効果のあるツボになります。

子宮との関係が深いということは妊娠との関係も非常に深くなってくるため、妊活を始める方には是非とも押さえておいてほしいツボになります。

このツボも人にっては非常に凹みが強く出ている方も多くいらっしゃいます。

ツボの場所は内くるぶしとアキレス腱の間の動脈拍動部になります。

 

妊活にお灸を取り入れる時のよくある疑問にお答えします

お灸と経穴人形

お灸をすでに行ったことがある方もいれば、1度も行ったことがない方も多いかと思います。

そこで、妊活にお灸を取り入れる際のよくある疑問についてお答えしていきます。

 

妊活にお灸を取り入れる時の頻度について

妊活にお灸を取り入れる時にどのくらいの頻度でお灸おすればいいのかという疑問はついて回ると思います。

結論から言いますと、お灸は毎日1回行っていただくことになります。

時間帯としても細かいことを言えばおすすめの時間帯がありますが、そこまではする必要はありません。

朝の出勤前、帰宅後、寝る前のどこかで1回行っていただけば問題ありません。

また、生理中でもお灸をやっていただいても問題ありません。

※入浴直後は避けるようにしましょう。

 

お灸をする時の注意点

お灸をする時に注意点が2つあります。

  • やけど
  • 火事

この2つには注意するようにしましょう。

まずは火傷についてですが、これは熱いのを我慢しすぎることで起きてしまいます。

お灸の熱さの感じ方は人それぞれで、ほとんど熱さを感じないため最後まで燃やしてしまっても問題ない方もいれば、短時間で熱くなってしまう方もいます。

前者であれば問題ありませんが、後者の場合はすぐにお灸を外す必要があります。

ここで、もったいない精神が働き熱いのを我慢して最後まで燃やしてしまうと火傷による水ぶくれができてしまいます。

火事についてはお灸は火を使うものになるため、基本中の基本です。

お灸をする際には水を入れたペットボトル、またはガラス製の灰皿などを用意しておきましょう。

また、火を使うのが怖いという方はかなり割高になってしまいますが、「火を使わないお灸」というのも販売されております。

 

正しいツボの取り方について

ツボの本などでは指3本分や4本分などと書かれていますが、本当にあってるのかな?と感じたこともあるかと思います。

そのため、正しくツボが取れている自信がある方はおそらく少ないのではないかと思います。

実際にツボを取るのは難しいと思いますし、私も鍼灸学校の学生時代はそう感じていました。

しかし、慣れてくればそれほど難しいことではありません。

では正しい取り方をご説明しますと、ツボを取る時は1寸、2寸、3寸という「同身寸」という方法を用います。

  • 1寸:親指の横幅
  • 2寸:人差し指と薬指の第1関節の幅(指3本分)
  • 3寸:人差し指の第2関節と小指の第1関節の幅(指4本分)

これが基本となります。

1寸の幅2寸の幅3寸の幅

先ほどご紹介した三陰交というツボを例にすれば、内くるぶしから上に3寸となります。

3寸ということで、指4本分ということになります。

実際に我々鍼灸師もこの方法でツボを取ることが多いため、この方法はしっかりと覚えておきましょう。

 

お灸のやり方

一般の方々がお灸をやる時にはドラッグストアやネットでも購入できる「千年灸」を使用しましょう。

まずは準備してほしいものがあります。

  • お灸
  • チャッカマンタイプのライター
  • 使用後のお灸を捨てるためのガラス製の灰皿、または瓶

お灸以外は100均で揃えられると思います。

では、お灸のやり方ですが

  • ツボにお灸を置く
  • ライターで火をつける
  • 熱くなったらお灸を取る

これで終わりとなります。

この時に注意していただきたいのが、先ほどもお話しした火傷になります。

熱さの感じ方は人それぞれなので、最後まで熱さをそれほど感じない方もいれば、すぐに熱くなる方もいます。

熱くなったら必ず取ることをお守りください!

 

妊活におすすめのお灸のツボまとめ

妊活を始めるにあたっては運動、食生活の改善などに加えて、お灸を始めてみようと考える方も多くいらっしゃいます。

しかし、大半の方がどのツボにお灸をやればいいのかがいまいち分からないと思います。

妊活は体調を整えることが目的になるため、本当は鍼灸院で体質を診てから一人ひとりにあったツボへのお灸をするのが理想ではあります。

しかし、まずは手軽に始めてみたいという方も多いと思うので、今回ご紹介した三陰交、関元、太谿の3つのツボからお灸を始めてみてください。

プロフィール


【国家資格】

はり師、きゅう師、あん摩・マッサージ・指圧師

【鍼灸師になったきっかけ】

小学校から専門学校までバスケットボールをしており、高校時代に某高校のバスケットボール部のトレーナーをしている方の鍼灸院に怪我の治療でお世話になったことがきっかけ。
高校卒業後はスポーツトレーナーを目指し、トライデントスポーツ健康科学専門学校※現名古屋平成看護医療専門学校に通い、卒業後に名古屋鍼灸学校にて2009年にはり師、きゅう師、あん摩・マッサージ・指圧師国家資格を取得。
現在は不妊症をはじめとした婦人科疾患や皮膚疾患、精神疾患などの治療に力を入れております。

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