【43歳男性】多発型脱毛症に対する鍼灸治療の症例② 名古屋市中川区高畑の蓬祥鍼灸院

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【43歳男性】多発型脱毛症に対する鍼灸治療の症例②

【43歳男性】多発型脱毛症の症例②

 

 

多発型脱毛症を発症した経緯

仕事のストレスにより難聴を発症し、耳鼻科にてステロイド剤を使用してから脱毛が始まる。

来院時の時点ですでに2か月ほど経過しているが、まだまだ脱毛が続いている状態。

既往歴として25歳から一人暮らしを始めたことでアトピー性皮膚炎を発症しており、また花粉症も同時期から発症している。

 

その他の自覚症状

疲れやすい、汗をかきやすい、乾燥肌、動悸、不整脈、湿疹ができやすい、肩こり、難聴、アレルギー性鼻炎など

  • 脈診:沈弦滑数脈
  • 舌診:やや紅舌、舌尖~辺にかけて紅刺、白苔
  • 腹診:脾募~肺先、胃土、肝相火邪あり

 

弁証および治療について

肝鬱化火証による多発型脱毛症として治療を開始。

来院時の時点では脱毛個所は左前方の2か所だったが、まだ脱毛が続いているのでこれから広がる可能性が高いこともお伝えする。

鍼灸治療のペースはまずは週2回から始めていく。

予想どおり脱毛個所は徐々に広がり、また頭頂部右側にも脱毛が起きてくる。

約2か月鍼灸治療を継続したところで脱毛が落ち着いたので週1回のペースに変更する。

約5ヶ月継続することで多発型脱毛症が改善する。

 

考察

仕事のストレスからアトピー性皮膚炎を発症していることで、円形脱毛症を発症しやしすい身体だになっていました。

ストレス→気の停滞が長期に渡り熱が発生することでアトピー性皮膚炎を発症。

この状態が続いたことでこの熱により頭皮の水分がなくなってしまい脱毛症を発症したと考えました。

体が熱を持つとなぜ脱毛が起きてしまうのかというと、熱があることで頭皮の水分がなくなる。

これは草木で考えると、暑くあまり雨が降らない乾燥した土に生えている草木が簡単に抜けてしまうことと同じ状態となります。

そのため、鍼灸治療ではこの体の熱を取っていくための治療を行っていきました。

また、脱毛症の治療は場合によってはこのように治療を始めても脱毛が続くことがあるため我慢が必要なことがあります。

円形脱毛症についてはこちら

 

プロフィール


【国家資格】

はり師、きゅう師、あん摩・マッサージ・指圧師

【鍼灸師になったきっかけ】

小学校から専門学校までバスケットボールをしており、高校時代に某高校のバスケットボール部のトレーナーをしている方の鍼灸院に怪我の治療でお世話になったことがきっかけ。
高校卒業後はスポーツトレーナーを目指し、トライデントスポーツ健康科学専門学校※現名古屋平成看護医療専門学校に通い、卒業後に名古屋鍼灸学校にて2009年にはり師、きゅう師、あん摩・マッサージ・指圧師国家資格を取得。
現在は不妊症をはじめとした婦人科疾患や皮膚疾患、精神疾患などの治療に力を入れております。

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