当院での緊張型頭痛に対する鍼灸治療の症例をご紹介いたします。
2019年5月来院。
4月中旬から頭痛がするため、総合病院を受診すると筋緊張型頭痛と診断。
薬を処方されたが、服用するも効果がなかったために別の薬に変わると痛みは少し緩和される。
しかし、薬の効果が切れたりストレスのあることを行なうと頭痛が起きて痛みが強くなる。
同じような症状を持っている知人から鍼灸治療をすると頭痛が楽になるということを聞いたため、職場近くの当院へ来院。
3年ほど前にも無茶な働き方をしていた時期に筋緊張型頭痛を発症したことがある。
現在のペイン指数は3~4。
疲れやすい、食後の眠気、汗をかきやすい、疲れ目、動悸、仕事の悩み、イライラ、ため息を良くする、痛みで眠れないことがある、雨の日に体がだるくなる、肩こり、寝汗など
【悪化要因】
仕事が急がし時やストレスにより痛みが悪化する、また飲酒でも痛みが増す
【緩解要因】
趣味や運動をしていると痛みが楽になる、入浴後も楽になる
肝鬱気滞証>湿困脾土証による筋緊張型頭痛
治療は左合谷、左太衝へ15分置鍼し、治療後に痛みは2になり、首も楽になる。
治療ペースは週1回で行なっていく。
一週間後に来院していただくと、治療後は痛みは楽になっていたが、翌日には痛みが戻ったとのこと。
治療は右合谷と左太衝へ15分置鍼すると痛みはほとんどなくなる。
3診目の時点で頭痛は仕事中でも出なくなってきている。
また、今ままでの左太衝穴の強い圧痛がなくなったため、「湿痰」に対する治療を追加するために、左豊隆と左合谷を選穴する。
以後は同様の施術を行い職場でのトラブルがあった時でも頭痛は起きなくなったため計5回で治療は終了。
今回の頭痛を一言で言ってしまえばストレス性の緊緊張性頭痛になります。
お話を聞くと仕事のストレスに加えてプライベートにおいても1つの大きな決断をされていたために、そのストレスにより気の流れが悪くなったことが原因で頭痛が起きていました。
その証拠となるのが、痛みがストレスにより悪化したり、逆に運動などによって楽になるという部分です。
気滞による痛みはストレスで悪化、運動や緊張の解ける状況で楽になるということです。
そのため、当初は気の流れを良くするためのツボを選穴し、その後に気の流れが悪いことによって生じていた湿痰を取り除く治療をしていきました。
【36歳男性】左耳の低音難聴に対する鍼灸治療の症例
Contents 【36歳男性】左耳の低音難聴に対する鍼灸治療の症例鍼灸治療を始めるまでの経緯難聴以外の自覚症状弁証(東洋医学的な体質)と治療について考察【36…
過活動膀胱(残尿感・頻尿) 46歳 女性
1ヶ月ほど前から残尿感とトイレが近い症状に悩まされるようになったため、近所の内科を受診したところ過活動膀胱と診断。 処方された薬を飲んでいるとある程度は症状が改…
蝸牛型メニエール病の鍼灸治療の症例
Contents 蝸牛型メニエール病の鍼灸治療の症例鍼灸治療を始めるまでの経緯その他の自覚症状弁証(東洋医学的な体質)と治療について考察蝸牛型メニエール病の鍼灸…
チョコレート嚢腫の著効例
2ヶ月ほど前からお越しの40代女性。 元々は別のお悩みで来院されていましたが、主訴は1回で改善されたが、その後も健康管理ということで今でも週1で来院されていまし…
更年期の不正出血に対する鍼灸治療の症例
Contents 更年期の不正出血に対する鍼灸治療の症例【46歳女性】不正出血を発症してから鍼灸治療を開始するまでの経緯その他の自覚症状や生活習慣など弁証および…
当院は完全予約制です。
施術中、問診中は電話に出られない場合がございます。時間をおいてからおかけ直し頂くか、お問わせフォームまたはLINEにてお願いいたします。
婦人科系疾患
不妊症・更年期障害・生理痛・生理不順・冷え性・子宮内膜症など
神経系疾患
うつ病・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠症・神経痛・神経麻痺など
皮膚科系疾患
アトピー性皮膚炎・ニキビ・円形脱毛症・湿疹など
運動器系疾患
関節炎・リウマチ・肩こり・五十肩・腰痛・坐骨神経痛・腱鞘炎・頸肩腕症候群・捻挫など
循環器系疾患
心臓神経症・動脈硬化症・高血圧・動悸・息切れなど
呼吸器系疾患
気管支炎・喘息・風邪など
消化器系疾患
食欲不振・胃痛・慢性胃炎・潰瘍性大腸炎・逆流性食道炎など
眼科系疾患
眼精疲労・緑内障・仮性近視・結膜炎・かすみ眼・飛蚊症など
代謝・内分泌系
疾患
バセドウ病・糖尿病・痛風・貧血など
耳鼻咽喉科系
疾患
中耳炎・耳鳴り・難聴・花粉症・アレルギー性鼻炎・メニエール病など
泌尿器・
生殖器系疾患
膀胱炎・過活動膀胱・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大症など