頭痛で苦しんでいる人は大勢おり、日本人のおおよそ4人に1人の方が日々悩んでいます。
私自身も小学生の頃にひどい頭痛を経験しているため、頭痛の辛さはよくわかります。
頭痛は大きく2つに分類でき、頭痛そのものが病気の状態である1次性頭痛、他の病気が原因となる2次性頭痛になります。
頭痛は酷くなると日常生活への影響だけではなく、時に命にもかかわることがあるため侮ることはできません。
頭痛は様々なタイプがありますが、中でも多いのが片頭痛と筋緊張型頭痛になります。
世界的に見ても働き過ぎと言われる日本人は長時間に及ぶデスクワーク、精神的なストレスの蓄積が頭痛の原因となっていると言えます。
そのため、頭痛だけではなく、肩こり、眼精疲労、生理痛などのお悩みを抱えているケースも多く見られます。
側頭部の拍動性がズキズキ、ガンガンと痛み、吐き気を伴うこともあり体動で痛み増加。
光をまぶしく感じたり、音に敏感になるなどの症状を伴うこともあり、入浴やチョコレートなどをを食べることで痛みが増すこともあります。
また、痛む個所を冷やすことで楽になることあり、女性に多い頭痛。
両側頭部かうなじにかけて痛みが起こり、頭が締め付けられるような痛みが特徴。
ストレスが原因で起こる筋収縮性頭痛で対人関係などの精神的ストレスや長時間のデスクワーク、パソコンによる不良姿勢で起こる肉体的ストレスの過剰が原因となります。
また、頭痛とともに肩こりを訴えるケースも多く見られます。
入浴やマッサージで筋肉の緊張がほぐれると一時的に楽になります。
片側の目の奥がキリで突くような激しい痛みを短期間に繰り返す頭痛。
群発期は年に数回起こるが群発期を過ぎると起こらない。
頭痛とともに目の痛み、結膜の充血、涙、鼻閉、鼻水などの症状が起きる。
片頭痛が女性に多いのに対し、群発性頭痛は20~30代の男性に多いのも特徴となります。
頭痛には注意しなければいけないケースもあります。
頭痛とともに上記のような症状が出ている場合は脳の問題で頭痛が起きている可能性があります。
そのため、このような症状がある場合は脳神経外科、または脳神経内科などを受診するようにしましょう。
安易にマッサージや鍼灸、整体などにかかることはやめるようにしましょう。
また、鍼灸やマッサージにかかる前に事前に病院で検査を受けておくとお互いに安心できます。
頭痛でお悩みの方の多くが病院を受診することになりますが、病院では主に鎮痛薬による治療が行われます。
病院での頭痛治療は鎮痛薬を処方するのが主流となります。
残念ながら頭痛を根本的に治療できる薬は開発されていないため、鎮痛薬が処方されることになります。
そのため、どうせ鎮痛薬を処方されるだけなら、市販の薬でもいいのではないか?と考えてしまうかもしれません。
しかし、これはこれで薬の乱用という問題が起きてきます。
市販の薬ですぐに痛みが治まれば問題ないかもしれませんが、人によってはすぐに効果が出ないこともあります。
そうなると、上限を守らない方も必ず出てきます。
また、ただの片頭痛や筋緊張型頭痛だと思っていたら、思わぬ病気が隠れていることもあるため、自己判断は行うべきではありません。
頭痛の頻度を少しでも少なくするためにはやはりセルフケアも大切な要素となります。
頭痛を起こす方の特徴としてはストレスが関係してきます。
そのため、ストレス源が何なのか?を考えて、まずはこのストレス対策をする必要があります。
緊張型頭痛であれば運動を行う、片頭痛であればチョコレートやアルコールを減らすなど行うようにしましょう。
また、入浴後にストレッチを行う、睡眠時間をしっかり確保するなど自分でできることはしっかりと行うようにしましょう。
薬に頼っているだけではいつまでたっても頭痛が改善することはないとお考え下さい。
多くの方は頭痛がひどい時に薬で対処したり、マッサージに行くなどの対処療法でしのいでいるのが現状です。
頭痛に対して薬で対処したり、マッサージをするのは一時しのぎでしかありません。
頭痛から解放され快適な日々を過ごすことができるようになりたい方や薬に頼りたくない方は鍼灸もご検討ください。
鍼灸で頭痛を改善するためのポイントは「緊張の緩和」になります。
頭痛は首肩の筋肉の緊張や精神的なストレスにより起きることが多いため、鍼灸施術により心身の緊張を解いていきます。
そのため、首肩の筋肉をほぐすための鍼灸施術やリラックスするための鍼灸施術を行っていきます。
また、女性の場合は月経周期に伴うホルモンバランスの影響で頭痛が起きるケースもあります。
この場合はホルモンバランスを整えるための鍼灸施術も行っていくことで頭痛を改善していきます。
当院では頭痛の鍼灸施術の際にもしっかりと一人ひとりの東洋医学的な頭痛の原因となっている体質へのアプローチを行います。
頭痛だけを改善するのではなく、頭痛をひこ起こしている体質を改善させるための鍼灸施術を行うことで、再発しない体を目指していきます。
また、頭痛を引き起こす体質は多岐にわたるため、しっかりと一人ひとりの体質を見極めていくことが重要となります。
鍼灸治療でも色々な施術方法がありますが、当院では昔ながらの東洋医学の理論に基づいた鍼灸施術を行っております。
そのため、頭痛だからと言って頭や首、肩に鍼を刺すということは行っておりません。
当院では東洋医学の観点から一人ひとりの体質に合わせて鍼灸施術を行っていきます。
東洋医学では以下のような体質で頭痛が起きてきます。
頭痛と一言で言っても東洋医学ではこれだけの違いがあるため、しっかりと一人ひとりの体質を見極めていく必要があります。
20代女性。
毎日締め付けられるような頭痛が1ヶ月ほど前から出るようになる。
頭痛は頭頂部、側頭部、前頭部が締め付けられる感じがあり、後頭部の痛みはあまりない。
また、肩こりも気になっている。
仕事はデスクワークと電話営業になるが、仕事上や会社での人間関係などのストレスはあまり感じていない。
頭痛は今はペイン指数で3~4で休日の方や仕事をしている時の方が気にならない。また、頭痛は薬を飲んでもおさまらない
【悪化要因】:デスクワーク、起床後、帰宅後、うつむき姿勢、お昼休み
【寛解要因】:飲酒、入浴、運動
【既往歴】:昨年から蕁麻疹が出るようになり、毎日アレルギー剤を飲んでおり、蕁麻疹は入浴後や寝起きなどに出ることがある。また、季節的なもので出たり、精神的なもので出ることもあった。
【弁証】:肝鬱化火証、脾気虚による頭痛
週1回のペースにて鍼灸治療を行っていく。
初回の治療後から頭痛は楽になっており、痛みの波がなくなる。
3診目には2診目の時よりもさらに頭痛は楽になっているが、生理前に少し頭痛が気になった。
5診目も同様に鍼灸治療を行い、頭痛はほとんど気にならない状態になったため治療を終了する。
職場でのストレスはあまり感じていないということでしたが、身体にはしっかりとストレスの反応点が出てきておりました。
そのため、鍼灸治療ではストレスに対する鍼灸治療に加えて、胃腸の弱りも診られたためこちらに対しても施術を行ったところ、早期に頭痛が改善されました。
頭痛で悩む方は非常に多く、ほとんどがストレスが原因と言っても過言ではありません。
しかし、時に頭痛は命の危険を伴う病気であるため、頻繁に頭痛が起きる場合は念のため、病院でCTを撮ることをお勧めいたします。
また、鍼灸治療は頭痛に対して非常に効果のある症状の1つになります。
当院では一人ひとりの頭痛の原因となっている体質を改善するための鍼灸施術を行っておりますので、薬に頼りたくない方はご相談ください。
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