ヨーグルトは花粉症に効果があるのか?【個人差あるからまずは継続を】 名古屋市中川区高畑の蓬祥鍼灸院

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ヨーグルトは花粉症に効果があるのか?【個人差あるからまずは継続を】

国民病ともいえる花粉症でお悩みの方へ。

花粉症を改善するためにはヨーグルトを食べると効果があると聞いたけど、本当に効果があるのか知りたかったり、効果的な食べ方、タイミング、どのくらいの期間で効果が出るのか気になりませんか?

本記事では花粉症対策としてのヨーグルトの効果や効果的な食べ方、タイミング、ヨーグルトを食べても効果を感じない場合に考えられる理由などについて解説しております。

ヨーグルトは花粉症に効果があるのか?【個人差あるからまずは継続を】

ヨーグルト

花粉症の人はヨーグルトを食べると症状が改善されるという話は一度は聞いたことがあると思います。

そのため、実践された方も多いかと思いますが、効果を感じた方もいれば感じない方もいるかもしれません。

やはり個人差というのはどうしても出てきてしまいますが、花粉症対策としてヨーグルトを食べるには以下の3点を覚えておきましょう。

  • 花粉症対策として腸内環境を整えることは効果的な対策になる
  • 色々なヨーグルトで試してみる
  • 【ヨーグルトは薬ではない】ある程度の継続が必要です

 

花粉症対策として腸内環境を整えることは効果的な対策になる

ヨーグルトを食べるということは乳酸菌を摂取することで腸内環境を整えることになります。

花粉症はアレルギー疾患になりますが、アレルギー疾患は本来は体に入ってきた異物に対して攻撃を仕掛ける免疫系が自分の細胞まで攻撃を仕掛けてしまう免疫の過剰反応が原因で起こります。

このアレルギー症状を引き起こす原因となっているのがIgE抗体となりますが、腸内環境を整えることでこのIgE抗体が減少することが確認されています。

そのため、ヨーグルトはもちろん、キムチ、納豆などの発酵食品も食事に取り入れるるようにしましょう。

 

色々なヨーグルトで試してみる

乳酸菌はヨーグルトによっても種類が異なり、また腸内環境も人それぞれ違うため、効果が出る乳酸菌にも違いが出てきます。

そのため、1種類のヨーグルトで効果がなかったからすぐにあきらめるのではなく、色々なヨーグルトを試してみましょう。

 

【ヨーグルトは薬ではない】ある程度の継続が必要です

当たり前ですが、ヨーグルトは薬ではないため食べて数時間後から効果が出るわけではありません。

むしろ、食養生による体質改善を目的としているため、ある程度の期間継続して食べる必要があります。

最低でも2週間、できれば1ヶ月ほどは同じヨーグルトを食べ続けてみましょう。

ちなみに私は10年以上ほぼ毎日同じヨーグルトを食べ続けています。

 

効果的なヨーグルトの食べ方やタイミング

朝食

花粉症対策としてヨーグルトを取り入れる際に気になるのが効果的な食べ方やタイミングです。

以下の3点についても抑えておきましょう。

  • 基本的にはいつ食べても良いが、決まった時間に食べましょう
  • 糖分は控えめに!【太る原因になります】
  • ヨーグルトは温めると乳酸菌が活性化!

 

基本的にはいつ食べても良いが、決まった時間に食べましょう

ヨーグルトを食べる時間は基本的にはいつ食べても良いですが、習慣づけることも考えて毎日同じ時間に食べることが望ましくなります。

  • 朝食
  • 昼食
  • 間食
  • 夕食

 

どのタイミングでも良いですが、私個人としては夜に食べることをおすすめしておきます。

夜に食べる意味としては寝ている間に乳酸菌に腸内環境を整えてもらうことで、翌朝の便通も良くなるのではないかと考えています。

 

糖分は控えめに!【太る原因になります】

どのヨーグルトにも基本的には糖分が入っています。

身体によい食べ物だからと言って食べ過ぎれば糖分の過剰摂取となってしまうため、太る原因になります。

プレーンタイプ、または1食分が小分けになっているタイプなどを選ぶようにしましょう。

 

ヨーグルトは温めると乳酸菌が活性化!

ヨーグルトは冷たいまま食べることが多いですが、実は温めてホットヨーグルトにした方が乳酸菌の働きが活発になることが分かっています。

しかし、逆に温めすぎてしまうと乳酸菌が死滅したり、働きが鈍くなってしまうため、温める場合には加減が必要になります。

ヨーグルト100~200グラムの場合で40秒~50秒ほどですが、生暖かいぐらいで十分です。

 

ヨーグルトを食べても効果を感じない場合に考えられる理由

腹痛の女性

ヨーグルトを食べることによって花粉症の症状が軽減される方もいれば何も変化がない方もいると思います。

この場合に考えられる理由についても考えていきます。

考えられる理由は以下になります。

  • 乳糖不耐症
  • 冷たいヨーグルトでお腹が冷えている
  • 乳酸菌が合っていない

 

乳糖不耐症

乳製品には砂糖以外にも乳糖と言われる糖分が含まれています。

この乳糖は体質によって分解することができる人とできない人がおり、分解できない人は乳糖不耐症といいます。

乳糖不耐症の方には以下のような特徴があります。

  • 乳製品を摂るとお腹がゴロゴロする
  • 乳製品を摂ると下痢をする

 

いずれもよく聞くことがあると思いますが、こういった症状がある場合は乳糖不耐症の可能性があるため、そもそもヨーグルトで腸内環境を整えることに向いていないことになります。

そのため、他の発酵食品で腸内環境を整えるようにしましょう。

 

冷たいヨーグルトでお腹が冷えている

冷蔵庫で冷やしたヨーグルトを毎回たくさん食べていたり、もともと冷たい物を食べるとお腹を壊しやすい方の場合は冷やしたヨーグルトを避け、先ほどご紹介した「ホットヨーグルト」をお試しください。

 

乳酸菌が合っていない

乳酸菌にはいろいろな種類があり、また個人の腸内環境も違うため、効果が出る乳酸菌が含まれたヨーグルトを見つける必要があります。

巷ではL92という乳酸菌が良いとされていますが、やはり個人差があると思います。

そのため、いろいろなヨーグルトを試すようにしましょう。

 

まとめ

花粉症は私も経験したことがありますが、結構辛いものです。

幸いにも私の場合は自分で鍼治療をしつつ、毎日ヨーグルトを食べているためか症状は10年以上出ていません。

しかし、中にはヨーグルトを食べても花粉症の症状に変化がないという方もいると思いますが、今回ご紹介したことなども踏まえて再チャレンジしてみてください。

花粉症の治療はどんな治療法を選択したとしても継続することが大切です。

プロフィール


【国家資格】

はり師、きゅう師、あん摩・マッサージ・指圧師

【鍼灸師になったきっかけ】

小学校から専門学校までバスケットボールをしており、高校時代に某高校のバスケットボール部のトレーナーをしている方の鍼灸院に怪我の治療でお世話になったことがきっかけ。
高校卒業後はスポーツトレーナーを目指し、トライデントスポーツ健康科学専門学校※現名古屋平成看護医療専門学校に通い、卒業後に名古屋鍼灸学校にて2009年にはり師、きゅう師、あん摩・マッサージ・指圧師国家資格を取得。
現在は不妊症をはじめとした婦人科疾患や皮膚疾患、精神疾患などの治療に力を入れております。

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