甲状腺機能低下症による円形脱毛症の鍼灸治療の症例 名古屋市中川区高畑の蓬祥鍼灸院

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甲状腺機能低下症による円形脱毛症の鍼灸治療の症例

甲状腺機能低下症による円形脱毛症の鍼灸治療の症例

当院での甲状腺機能低下症による円形脱毛症の鍼灸治療の症例をご紹介いたします。

 

【33歳女性】円形脱毛症を発症した経緯

2018年8月来院。

20代の頃よりバセドウ病を発症しており、治療をしている。

10月に夫の仕事の都合でアメリカへ行くことになり、海外での生活によりバセドウ病のコントロールが難しくなるため、甲状腺を摘出した方がコントロールがしやすいということで8月に甲状腺を摘出する手術を行う。

術後2週間後に脱毛症を発症してしまい、近くに鍼灸院がないため何とかして欲しいとのこと。

 

その他の自覚症状

イライラしやすい、頭痛、肩こり、手足の冷え、子宮内膜症による生理痛

  • 脈診:弦緊脈
  • 舌診:淡紅舌、白苔
  • 気色診:肝胆白抜け

 

弁証および治療について

腎虚による脱毛症。

来院されたのが8月下旬であり、渡米するのが10月初旬と時間がないため、週2回のペースで行っていく。

治療期間としては1ヶ月しかありませんでしたが、少しは改善されました。

円形脱毛症についてはこちら

 

考察

甲状腺の摘出によりホルモンバランスが乱れたことが原因でおきた円形脱毛症の症例になります。

来院された時に事情をお聞きした時は「1ヶ月では無理」と考えていましたが、少しでも改善できれば・・・ということでしたのでお受けいたしました。

結果的には少しは改善できてよかったですが、もっと時間をかけていればしっかりと改善できたかと思います。

甲状腺の病気は圧倒的に女性に多く見られるため、円形脱毛症になってしまった場合は念のため甲状腺の検査も受けることをおすすめいたします。

円形脱毛症と甲状腺の関係についてはこちら

プロフィール


【国家資格】

はり師、きゅう師、あん摩・マッサージ・指圧師

【鍼灸師になったきっかけ】

小学校から専門学校までバスケットボールをしており、高校時代に某高校のバスケットボール部のトレーナーをしている方の鍼灸院に怪我の治療でお世話になったことがきっかけ。
高校卒業後はスポーツトレーナーを目指し、トライデントスポーツ健康科学専門学校※現名古屋平成看護医療専門学校に通い、卒業後に名古屋鍼灸学校にて2009年にはり師、きゅう師、あん摩・マッサージ・指圧師国家資格を取得。
現在は不妊症をはじめとした婦人科疾患や皮膚疾患、精神疾患などの治療に力を入れております。

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