
当院での顔面神経麻痺(ラムゼハント症候群)に対しての鍼灸治療の症例をご紹介いたします。
2025年11月来院。
10月中旬頃から悪寒を感じはじめ、熱はないが咳が出るという体調不良が続くようになる。
10月20日頃から顔面に違和感を感じ左顔面が動かなくなり、掖済会の耳鼻咽喉科を27日受診し左ラムゼハント症候群の診断が下り、ステロイド点滴とプレドニンの投薬治療を始める。
また、5年前から母親の介護が始まり、自宅で仕事をしながら母親の介護も行っており睡眠時間も2~3時間おきに起きるという生活が続いていたが、9月に亡くなっている。
発症当初の症状としては顔が動かしにくい他に、左耳の痛みやシャンプーをする時に耳の中がゴロゴロする感じがあった。
現在の症状は左目の閉眼ができない 、口を膨らますことはできるが空気が漏れてしまう 、飲食時は注意していないと口からでてしまう 、額のしわ寄せはできないなど。
発症してから1ヶ月弱経過しているが、症状の変化としては耳の痛みが軽減している程度で顔の筋肉の動きとしてはそれほど変化はしていない。
【既往歴】
【自覚症状】 常に眠気がある、食後に眠くなる、目のかすみ、疲れ目、乾燥肌、湿疹(蕁麻疹)ができやすい、痰が出やすい、肩こり、汗をかくと痒くなる、頭痛(発症後)など
弁証:風湿邪による顔面神経麻痺
体が疲労状態にある中で風湿邪を受けたことで顔面神経麻痺が発症したと考え、風湿邪を取り除くため鍼灸治療を行っていく。
治療は合谷を中心に行い、幹部への刺鍼も行っていく。
また、治療ペースもできるだけ早く改善したいということのため、週2回のペースで行っていく。
3診目には両目を閉じた時に光を感じにくくなり、眉毛も動かすことができるようになる。
4診目には水を飲む時に口からこぼれなくなる。
6診目からは週1回のペースに変更。口元の歪みはややあるが口笛が吹けるようになる。
10診目には左目の閉眼を行うことができるようになるがまだスムーズには行えない。
15診目には左目の閉眼も行うことができるようになったので治療を終了とする。
風邪をひいてしまったことで顔面神経麻痺を発症しておりますが、これは東洋医学独特の考え方になります。
東洋医学では風、寒、湿、熱などの外邪が体に侵入することで顔面神経麻痺を発症することがありますが、今回の症例ではまさに風湿邪が原因で起きております。
母親の介護と亡くなった後の自宅の整理などで疲労が蓄積していたことで風邪をひいてしまい、その後に顔面神経麻痺を発症しております。
しかし、発症してから1ヶ月ほどで鍼灸治療を始めることができたこともあり、治りにくく後遺症も残りやすいラムゼハント症候群でしたが、早期に改善することができました。

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