当院でのPMS(月経前症候群)に対する鍼灸治療の症例をご紹介します。
学生時代には生理前の体調不良はほとんど感じていなかったが、就職してから徐々に生理前になると体の不調が出てくるようになる。
これらの症状は生理が来るとなくなり、身体的にも精神的にもスッキリする。
25歳頃に婦人科を受診し、ピルを処方され1年ほど服用していたが、不正出血が起きるようになったため服用を中止する。以後は特別治療を受けていなかった。
28歳で第1子を出産後は生理前の諸症状や生理痛はかなり軽くなる。
しかし、30歳頃から出産前のように生理1週間ほど前になると身体的にも精神的にもきつくなってしまい、子供や夫に当たってしまう。
生理予定日の1週間ほど前からイライラ、気分の落ち込み、涙もろくなる、胸の張り、下腹部の張り、過食、便秘、体のだるさ、頭がボーっとする、肩こり、頭痛などの症状が出てくる。
弁証:肝鬱化火によるPMS(月経前症候群)
治療は週1回を基本として行なうが、症状が出てくる時期のみ週2回にし、合谷、太衝、百会などから適宜1~2穴を選んで使用する。
初回の治療後から身体が少し元気になった感じがあり、足の冷えも気にならなくなる。
治療を始めてから約3週間後に生理が来るが、生理前の症状はとても軽く、身体も精神面も非常に楽になる。
以後からは治療は週1回としてを継続して行なうが、調子はとてもよく過ごすことができるようになったため16診で治療を終了。
PMSの発症の引き金となったのは就職によるストレスとなります。
ストレスにより肝気の流れが悪くなり肝鬱気滞証となり、のちに肝鬱化火証になることでPMSを発症しました。
そして、出産することにより今まで身体に溜まっていた邪気(熱邪)が体外に排出されたことにより産後は一時的ではありますが症状が軽減しました。
しかし、育児ストレスにより再度同じ状況となったために再発したと考えます。
そのため、鍼灸治療は清肝瀉火を目的として合谷、太衝、百会などで身体にこもった熱邪を取る治療を行っていきました。
逆流性食道炎に対する鍼灸治療の症例集
Contents 逆流性食道炎に対する鍼灸治療の症例45歳女性 逆流性食道炎36歳 女性 逆流性食道炎逆流性食道炎に対する鍼灸治療の症例 ストレスや食後すぐに横…
うつ病の症例
30代女性。 2人目出産後から両足の大腿部の内側に違和感を感じていたが、「完璧な母親でありたい」という思いから家事・育児にと奮闘しすぎたことにより産後うつとなる…
アトピー性皮膚炎の鍼灸治療の症例
Contents アトピー性皮膚炎の鍼灸治療の症例【46歳女性】鍼灸治療を始めるまでの経緯その他の自覚症状弁証および治療について考察アトピー性皮膚炎の鍼灸治療の…
更年期の不正出血に対する鍼灸治療の症例
Contents 更年期の不正出血に対する鍼灸治療の症例【46歳女性】不正出血を発症してから鍼灸治療を開始するまでの経緯その他の自覚症状や生活習慣など弁証および…
チョコレート嚢腫の著効例
2ヶ月ほど前からお越しの40代女性。 元々は別のお悩みで来院されていましたが、主訴は1回で改善されたが、その後も健康管理ということで今でも週1で来院されていまし…
当院は完全予約制です。
施術中、問診中は電話に出られない場合がございます。時間をおいてからおかけ直し頂くか、お問わせフォームまたはLINEにてお願いいたします。
婦人科系疾患
不妊症・更年期障害・生理痛・生理不順・冷え性・子宮内膜症など
神経系疾患
うつ病・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠症・神経痛・神経麻痺など
皮膚科系疾患
アトピー性皮膚炎・ニキビ・円形脱毛症・湿疹など
運動器系疾患
関節炎・リウマチ・肩こり・五十肩・腰痛・坐骨神経痛・腱鞘炎・頸肩腕症候群・捻挫など
循環器系疾患
心臓神経症・動脈硬化症・高血圧・動悸・息切れなど
呼吸器系疾患
気管支炎・喘息・風邪など
消化器系疾患
食欲不振・胃痛・慢性胃炎・潰瘍性大腸炎・逆流性食道炎など
眼科系疾患
眼精疲労・緑内障・仮性近視・結膜炎・かすみ眼・飛蚊症など
代謝・内分泌系
疾患
バセドウ病・糖尿病・痛風・貧血など
耳鼻咽喉科系
疾患
中耳炎・耳鳴り・難聴・花粉症・アレルギー性鼻炎・メニエール病など
泌尿器・
生殖器系疾患
膀胱炎・過活動膀胱・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大症など