【36歳女性】子宮内膜症に対する鍼灸治療の症例 名古屋市中川区高畑の蓬祥鍼灸院

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【36歳女性】子宮内膜症に対する鍼灸治療の症例

【36歳女性】子宮内膜症に対する鍼灸治療の症例

 

当院での子宮内膜症による生理痛の鍼灸治療の症例をご紹介いたします。

 

子宮内膜症を発症してから鍼灸治療を始めるまでの経緯

2020年5月来院。

初潮の頃から生理痛が激しく、中学生の頃には子宮内膜症と診断され、年齢的にホルモン治療が行うことができなかったため、漢方薬(桂枝茯苓丸)での治療を始める。

高校生になると生理痛以外にも排便痛が出てくるようになり、あまりの辛さに自宅にて自傷行為を起こしてしまうほどの痛みに悩まされるようになる。

漢方薬を約10年継続して続けたところ、25歳には子宮内膜症はきれいに無くなっており、生理痛もほとんどなくなる。

昨年から生理痛が出てくるようになり、子宮内膜症が再発していることが分かり、また乳腺炎も発覚する。

今のところ、昔の生理痛と比較するとそれほど痛みがひどい状態ではない。

 

その他の自覚症状

水溶性の下痢をしやすい、冷え性、疲れ目、肩こり、汗をかきやすい(顔以外)、寝汗、毎年冬~春にかけて背中に汗疹ができる

  • 脈診:緩弱脈
  • 舌診:淡白舌、はんどん舌で歯痕あり、白苔、舌裏怒張左>右
  • 腹診:胃土、脾募に邪あり

 

治療および弁証について

弁証:脾気虚>気滞血瘀による子宮内膜症

鍼灸治療のペースは週1回で行っていく。

まず変化があったのが週5日はべたべたとかいていた寝汗が日に日になくなっていく。

鍼灸治療開始後、最初の生理痛は今まではロキソニンを飲まなくても耐えられるぐらいの痛みだった。

3ヶ月が経過すると生理痛は今までは下腹部全体に痛みが出ていたが、左側のみに痛みが出てくるようになるが、日によってはロキソニンを飲んむこともある。

半年後には生理痛は1〜2程度の痛みになり、下痢もほとんどしなくなる。

約1年鍼灸治療を継続することで、薬は1日は飲むこともあるが、生理痛は下腹部が少し痛む程度のため治療を終了する。

 

考察

一言でいうと気の強い女性で、バリバリのキャリアウーマン。

仕事のストレスも当然あるようでしたが、どれだけ忙しくても時間内に仕事を終わらせ、絶対に残業はしないと決めている方でした。

ストレスによる気滞血瘀の状態もありましたが、それ以上に脾(胃腸)の弱りも目立っていたため、この脾胃の治療を行いながらも、気滞血瘀の治療を行っていきました。

週1回の治療を約1年継続することで、子宮内膜症による生理痛はほぼ改善しました。

子宮内膜症による生理痛の鍼灸治療の症例は他にもございますので、お悩みの方はご相談ください。

子宮内膜症の鍼灸治療についてはこちら

プロフィール


【国家資格】

はり師、きゅう師、あん摩・マッサージ・指圧師

【鍼灸師になったきっかけ】

小学校から専門学校までバスケットボールをしており、高校時代に某高校のバスケットボール部のトレーナーをしている方の鍼灸院に怪我の治療でお世話になったことがきっかけ。
高校卒業後はスポーツトレーナーを目指し、トライデントスポーツ健康科学専門学校※現名古屋平成看護医療専門学校に通い、卒業後に名古屋鍼灸学校にて2009年にはり師、きゅう師、あん摩・マッサージ・指圧師国家資格を取得。
現在は不妊症をはじめとした婦人科疾患や皮膚疾患、精神疾患などの治療に力を入れております。

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