歯の痛みの鍼灸治療 名古屋市中川区高畑の蓬祥鍼灸院

適応疾患

歯の痛みの鍼灸治療名古屋市中川区高畑の蓬祥鍼灸院

歯の痛みでお困りの方へ。

歯が痛むため歯医者に行ってみたものの、虫歯でも歯周病でもないため原因が分からないと言われていませんか?

本記事では歯の痛みの原因について、歯医者でも原因が分からない歯の痛みの正体について、鍼灸治療の効果などについて鍼灸師が解説していきます。

歯の痛みいついて

歯が痛む女性

歯の痛みは日常生活にも影響が出てくることがあるため、侮ることはできません。

一般的な歯の痛みであれば歯科医での治療が可能となりますが、歯科医でも原因が分からないこともあります。

 

歯の痛みの原因

一般的な歯の痛みの原因は大きく分けて4つになります。

  • 虫歯
  • 歯周病
  • 知覚過敏
  • 親知らず

歯の痛みの原因としてはこの4つが原因となることが多くなります。

【虫歯】

食後の歯磨きが不十分なことが原因となり、虫歯菌が発生してしまうことで歯に痛みが生じることになります。

虫歯の痛みの特徴としてはチクチクとした痛みから始まり、酷くなるとズキズキとした痛みになってきます。

そのため、非常に苦痛を伴うことになり、睡眠の質の低下を招くこともあります。

【歯周病】

歯と歯の隙間に食べカスが残っていることで菌が繁殖します。

この繁殖した菌が歯茎に炎症を引き起こしてしまうことで歯ぐきからの出血や歯の痛みを引き起こします。

ただし、歯周病の場合は初期の段階ではあまり痛みを伴うことはないとされています。

そのため、歯ぐきが腫れぼったく感じたり、重く感じたら早めに歯医者に行くようにしましょう。

また、痛みが出てくるのは悪化した時になってしまうため、早めの処置が重要となります。

【知覚過敏】

歯の表面のエナメル質が溶けてしまうことで、神経に刺激が加わりやすくなっている状態になります。

症状としては温かい物、冷たい物を口に入れた時にしみるような痛みが特徴となります。

【親知らず】

奥歯に痛みがある場合は親知らずの可能性があります。

親知らずは第3第臼歯と言われる、最も奥にある歯になります。

一般的には15歳ごろまでには生えてくる歯になりますが、人によっては生えてくることがなく、歯ぐきの中で埋まったままの状態のこともあります。

親知らずは最も奥にある歯であるために、きれいに磨くことができないことなどが原因で痛みが出てくることがあります。

 

歯科医で原因不明の歯の痛みの正体はストレス

歯が痛むため歯医者に行っても原因が分からないということが稀にあります。

こういった歯の痛みの原因として一番に考えられるのが「ストレス」になります。

ストレスで歯に痛みが出る理由として最も考えられるのが、「食いしばり」になります。

日常生活、仕事中、就寝中に無意識のうちに食いしばってしまうことで歯に負担がかかってしまうことで痛みが出てくることになります。

また、食いしばり以外ではストレスにより交感神経が優位になることで唾液の分泌量が減り、口内環境が悪化することも原因となります。

ストレスによる歯の痛みに対する対策としては「ナイトガード」という寝る時用のマウスピースを使用することです。

ただし、あまりにも食いしばりが酷い場合はこのナイトガードをも破壊してしまうことがあります。

 

歯の痛みに対する鍼灸治療について

経穴人形

歯の痛みに対して鍼灸治療が効果があるのか、東洋医学ではどのように考えるのかお話していきます。

 

鍼灸で改善可能な歯の痛みについて

鍼灸で改善可能な歯の痛みはストレスによって歯に痛みが出ているケースになります。

虫歯や歯周病、知覚過敏、親知らずなどによる歯の痛みに関してはやはり歯医者で治療をする方が望ましくなります。

しかし、ストレスによって歯に痛みが出ている場合は基本的に歯科医ではどうすることもできません。

そこで、期待できるのが鍼灸治療になります。

鍼灸でストレスによる歯の痛みが効果がある理由としては、鍼灸を受けることで身体をリラックスさせることができるためです。

鍼灸を受けることで普段よりもグッスリと眠ることができるようになるため、食いしばりも軽減していきます。

そのため、歯の痛みで歯医者で診てもらっても原因が分からない場合は鍼灸治療も検討してみてください。

 

東洋医学での歯の痛みの考え方

東洋医学で歯の痛みと関係がある臓器は「大腸」と「胃」になります。

  • 大腸:下の歯
  • 胃:上の歯

東洋医学ではこのように考えます。

ストレスにより歯の痛みが生じている場合は下の歯が痛む時は大腸と関係している経絡の気の流れが悪くなっている。

逆に上の歯に痛みが生じている場合は胃と関係する経絡の気の流れが悪くなっていると考えます。

そのため、鍼灸では大腸や胃と関係しているツボの状態を探っていき、鍼を打っていきます。

 

歯の痛みに対する鍼灸治療の症例

40代女性。

父親が亡くなった直後から左上の歯に痛みがでてくるようになった。

かかりつけの歯科医に行き、色々な検査をするも何ら悪いところが見当たらないため、痛み止めと、抗生剤をもらい服用すると一旦は治まる。

数日後には今度は右上の奥歯に痛みが出たため、再度歯科医へ行くも異常なし。

今回は抗生剤は服用せず、痛み止めのロキソニンで痛みが治まるが、一時的にしか効果がなかった。

現在は痛みが酷く噛めない状態のため、何とか治したいというため当院へ来院。

その他、数年前に三叉神経痛第1枝痛、花粉症 、肩こり、耳鳴り 、極度の暑がり 、空腹感はあるが食欲があまりないなど。

現在のは痛みのレベルが10段階中で8の痛み。

  • 脈:沈弦やや数
  • 舌:やや暗紅色、舌裏怒張あり

【弁証】:肝胆火旺、胃陰虚による歯痛

1診目:外関・太衝・丘きょ・復溜に20分置鍼する。

治療直後に歯の痛みが8→6に軽減する。

翌週に来院されると、帰宅後には痛みはほとんどなくなっていたということで治療を終了とする。

 

歯の痛みの鍼灸治療まとめ

歯の痛みとのお悩みは基本的には歯科医が対象になります。

しかし、時に歯が痛んでも歯科医では原因が分からないこともありますが、その歯の痛みの正体はストレスであることが多々あります。

こういったストレス性の痛みに対して鍼灸は非常に効果的であり、歯の痛みも例外ではありません。

そのため、歯科医で原因不明とされる歯の痛みでお困りの方は鍼灸をご検討ください。

プロフィール


【国家資格】

はり師、きゅう師、あん摩・マッサージ・指圧師

【鍼灸師になったきっかけ】

小学校から専門学校までバスケットボールをしており、高校時代に某高校のバスケットボール部のトレーナーをしている方の鍼灸院に怪我の治療でお世話になったことがきっかけ。
高校卒業後はスポーツトレーナーを目指し、トライデントスポーツ健康科学専門学校※現名古屋平成看護医療専門学校に通い、卒業後に名古屋鍼灸学校にて2009年にはり師、きゅう師、あん摩・マッサージ・指圧師国家資格を取得。
現在は不妊症をはじめとした婦人科疾患や皮膚疾患、精神疾患などの治療に力を入れております。

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